この記事の引用元(ウィキペディア、多摩動物公園の鳥舎近くの看板、バーダー2020年2月号、鳥の絶滅危惧種図鑑、世界で一番美しい鷲の図鑑より私の言葉で編集して抜粋しました。)
動物園及びふくろうカフェでは会う事が出来る彼らだが・・・・
実際自然ではどうなっているのか。
長い調査の期間を設けて
調べてみた・・
現状
恐ろしく嫌な現実を突き付けられた。
害獣、鉛、農薬、密猟、森林破壊、環境破壊
言葉が・・重くのしかかる。
猛禽類と人間の
— たかけん(猛禽投資家レベルマイナス1、ヘルニア持ち) (@138herniahawk) January 11, 2020
現状はかなり深刻だ
共存とか…
俺が無知すぎて甘かったのかな..
密猟とか・・守ろうとする人がいる中奪う奴もいるという絶望的な現実
絶滅の危機
国内、海外問わず鳥の中で何パーセントが絶滅の危機に瀕しているだろうか
貴方はどう思う?
正解は12%
あくまで種類だ。
10%超えているとかもう普通ではない。
人類に置き換えてみると言葉にするのも恐ろしいことである。
事件
最近でもこんな事件が起きた(国内)
2020年1月27日:北海道ひだか町にて、オジロワシがぐったりとして鉛中毒になっているところを保護され懸命の治療にも関わらずその後死亡した。
どういう時になるかというと、ハンターがエゾシカを仕留めた際に鉛弾でしとめそれを食べた際に鉛中毒になる。2000年以降法律で鉛弾の使用は禁じられているが、現状守られていない。
追い打ちをかけるかのように数日もしないうちにオジロワシが飛べない状態で発見されその後鉛中毒で死んだ。
現状に対する所感
禁止しても効果がないという事でこの件について動物に詳しい方に話を聞くことができた。
法律で禁止していたとして9割の人が法律を守っても1割の人が法律を守らないと結局意味がない、守らない人が狩猟した際に鉛弾を使っていれば鉛弾が入った動物を食べて鉛中毒を発生し、死に至るケースになるという事らしい。
しかも、厄介なのが成鳥になった鳥が鉛中毒に該当するのだ。
つまり、100%法律を守れるシステムを作らないと現状は変えられない。(猟銃を持ってい人から取り上げて新しいのを支給する等強制執行が必要なレベル)
私は、これを聞いて絶望した。
極少数の人間が逸脱するというのは良くある話でそんな中でも人間社会は成り立っている。
だが、猛禽類に於いてはそれが通じないのだ。
過去
絶滅危機に瀕したハクトウワシがいる。
どんな内容だったか見てみよう。
ハクトウワシ
個体数が激減、絶滅の危機に瀕した
内容
乱獲、森林伐採やDDTのような殺虫剤もハクトウワシを激減させる原因になった。
乱獲について追記すると ハクトウワシを狩ることに、懸賞金が出された時代さえあり もはや人間のエゴと趣味がこの悲劇を起こしたといっても過言ではない。
化学物質が魚に蓄積され、その魚を主食とするハクトウワシの卵の殻を弱くし、生殖能力の深刻な低下をもたらした。1972年にDDTの使用が厳しく制限されて以来、再導入プログラムも実施され、個体数は回復した。その結果、ハクトウワシは見事に絶滅の危機を脱し、米国魚類野生生物局はハクトウワシを絶滅の危険度の低い保護状態へランクを下げた。
絶滅危惧種(レッドリスト)について
レッドリストとは絶滅の危機がある野生動物のリストである。
という様になっている。
フィリピンワシは有名であるが、150~400組しか個体数がいないという事は有名である。
あんまり出てこないカンムリクマタカも不安定な個数しかいない。
オウギワシもしかり。
実例
実際この3羽がどうなっているのか見てみよう
フィリピンワシ
主な脅威
林業と農地開発の為に鳥の好む環境である原生林の大部分の面積が破壊。
更に、狩猟の対象になるほか、シカやイノシシを狙って設置された罠にかかって命を落とす。
雄大な鳥も動物の罠でいともあっさりと死んでしまうのである。
そして、食物連鎖の最上位にいるため捕食した動物に蓄積されていた化学物質で悪影響を受ける
猛禽類の中で最も恐れる懸念材料が生殖能力の低下
フィリピンワシは、元から繁殖能力が低い。その為、複利計算と同様恐ろしく次の個体が生まれてくる可能性が限りなく低くなる。
現状は、ミンダナオ島のキタングラッド山自然公園とアポ山自然公園をはじめとする複数の保護区内で生き残っている。
だが、保護区自体も最低限の管理しかされていないらしい。
環境自体が改変されており心配な部分もある。
飼育繁殖センターもある事から安泰ではないが破滅へは向かっていないらしい。
一応書いておくと
フィリピンワシセンターにて彼らを見ることができるらしい。
後はシンガポールの動物園ジュロン野鳥公園にて見ることが可能みたいだ。
落ち着いたら行ってみたいと考えている。
旅行のツアーではなさそうなのでどうするか模索中。
カンムリクマタカ
主な脅威
主な脅威が、平地が農地化する事や狩猟である。情報量があまりにも少なく憶測でしか話せないが結局森林伐採が彼らの居住地を奪い、餌を奪うのだろう。また、狩猟する事で数が減るのだが猛禽類が成鳥になれる確率が圧倒的に低いため10匹死亡して6匹位成長になるイメージなのだろう。これでは個体数が維持できないのもの無理もない。
これからレッドリストの上位に入ってきてしまう事が無い事を祈りたい
彼らを見るにはおそらくアルゼンチンあたりに行くのが確実だろう。
しかし、今のところ実は日本で飼う事が出来るらしい(これはぶったまげた)その際には法律に従って色々手続しなければならない。(飼いたい方いるかわかりませんが、まず確認してください)
そのうち飼えなくなる可能性がありそうなので
尚、カンムリクマタカは私の中で最も恐ろしい猛禽類だ。
何故かというと唯一人間を餌としてみている猛禽類だからである。
しかも握力は洒落にならない。狙ったら執拗につけ回す・・
一撃で致命傷だろうな。
オウギワシ
主に密猟と中南米の熱帯雨林破壊が原因で現在、絶滅危惧種に指定されている。
動画で見ただけだが中南米の熱帯雨林の破壊は確実に進んでいる。
その為、彼らの生息地、餌等が不足していく自体になっている。
彼らの繁殖行動は3年に1回、しかも王者とはいえ100%成鳥出来る保証などなくこの悪循環の中ではゆっくり確実に数が減っていく。
密猟も絶えない。
動画でみた無残な彼らは心に来る。
彼らを見る方法
パナマのダリエン国立公園に行く、もしくはサンディエゴ動物園に行くのが
手っ取り早い。
コネがある人はドバイの富裕層に聞いてみてもいいと思う。あのあたりの人はステータスとして飼っているらしい。どうかと思うのだが・・
後書き
猛禽類の現状は暗い。かといって何もしなければ彼らはいつか消える。
もしかしたら、私が生きているうちに彼らの方が先にいなくなる未来が見えてしまう。
そんなのは望んでいない。
嫌だね。
猛禽類の考えは解らないが人間自身の考えは解る。彼らが嫌いな人もいるのは事実だが好きな人もいるのもまた事実
やっぱ、猛禽類かっこいいわ
— たかけん(猛禽投資家レベルマイナス1、ヘルニア持ち) (@138herniahawk) January 11, 2020
彼らがこの先いなくなっちまうなんて俺は絶対嫌だね
彼らを見て喜ぶ人間の親子
とても幸せそうだよ。
お互いの境界線を踏まずどうかこの関係が保てますように
というわけで、自分にやれることはなにか探すかね pic.twitter.com/VdAPl7NmVJ
このブログを見てくれている方へ私が言いたい事
特に何かしてほしいという事ではないです。
間違いなく言えるのは、このままでは、猛禽類が危ない。だから団体に寄付してくださいとかそういうことを言いたい訳ではないです。
一人一人がこの記事を見て今後自分自身の行動に何か良い変化点が生まれたら私はそれだけでいいと思っています。
どうするか
私自身は、遠くにいる友人みたいな感覚で彼らを生きている間見る事が出来たらそれだけで満足です。
でも、その願いもだんだん難しくなってきているのが現状です。
私が出来る事はこのブログで猛禽類の置かれている立場を伝える事と彼らの勇士を写真や私の言葉で記載する事かなと思っています。
未来を描くには現状を知る必要があると思い調べてみましたが
重い。
こんな状態です。
だけど、ここで停止していても何も変わらないから
いつか、野性味あふれる本来の彼らを見られることを祈る
オウギワシの子が国連の気候変動会議でマスコット的な役目を果たした
その子の名前はHOPE(希望という意味もある。)
彼は、自然に戻っていったらしい。
野生の彼が猛禽類の未来をつないでくれることを私は祈る
どうか、遠くの友人をそっと見守れる今の環境が続くことを。
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コメント
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[…] […]
[…] この3つのシリーズは癖ブログに大きな影響を与えました。まず一つ目ゴーストライターを使ったせこい記事人間と猛禽類の関係 共存はできるのだろうか。猛禽類の事をちょっと真面目に語った記事この記事で、猛禽類の事はかけるだけ書いておきたいなと思いました。 […]