傾聴には3段階で心に効く、そして必要なのは聴き手が話し手のありのままを受け入れる事

こんにちは、プロカウンセラーの
（聞く技術と初めての傾聴術を読んだだけ）
ヒゲワシです。
3つの言葉の違いを話した前回の授業いかがでしたでしょうか。
今回は傾聴は3段階あるという事をお話しさせて頂きます。
基礎の1限目の授業も下に貼っておきますね。

ああ、なるほど。
でも、何で3段階なんだろうか。
理由が知りたいです。

はい、わかりました。
それでは、私も調べながらになりますが
やっていきましょうか。

画像はエクセルからペイントに
貼りつけるという癖のある方法です。
さて、この画像を基に話していきますね。

必要と感じたので
エクセルで再度貼りました。
黄色の色塗りした部分が
今の段階を示しています。

話し手が聴き手に話します。
聴き手が話を聴きます。

傾聴の基本です。
これを忘れないでくださいね。

聴き手が相手を受け入れた上で
十分に話し手に対して関心を持つ。
関心を持って接する事で
話し手に会話を返します。

ここから、聴き手と話し手に変化が訪れます。
聴き手は相手の感情を指し示すような感情が
自分の中にあると感じます。
これは、聴き手の共感力次第ですね。

ここで聴き手として大事な事は
想像力と共感力が必要となります。
相談を受けた際に経験が無い事を相談されるかもしれません。
日頃から多くの事に興味を持ち
自分自身を鍛える事が大切です。
聴き手は、話し手の感情を映す鏡になるのです。

今回この三段階を踏まえ
話し手と聴き手の会話を実践していきます。
話し手ヒゲワシさん
聴き手はメガネさん
よろしくお願いします。

今回の会話はNGシーンは
ありませんが、重要な所は
出来るだけわかりやすくお伝えできたらと
思います。

設定は同じ会社で
メガネさんとヒゲワシさんは
共に転職して入ってきました。
仕事の方はヒゲワシさんの方が
上手ですがそれ故の悩みがあった。
そこから展開していきます。

メガネさん、実は
今の部署で２年近くやっているんだけど
仕事でだれにも頼れなくて…
自分の負荷が多くて…

はい、自分単独でやる環境が続き
何とかしてきたのが災いして…
この間もそう。
自分の仕事だけでも手一杯なのに
膨大な史料をまとめろと言われ
断れず…
ヒゲワシさんなら何とかしてくれる
といったプレッシャーが
ずっと続いて…
助けてと声を出せず…
出したら馬鹿にされるんじゃないかと
思ってしまい…
何も言えなくて辛かったです。
（自分の辛いと思った感情が移入した。
第二段階はここで終了）

メガネさん…
（メガネさん、私を受け入れてくれている）
…他者に仕事を…振るのって
どうなんだろうか…（自分なりの解決策が見える）

…（沈黙）

少し、他者に仕事を依頼する事を
考えてみます…
それでいいですよね（自分なりに今の解答を出した。）

メガネさん
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。

今回はこれでクリアーだけど
こういったやりとりを重ねて
本当の意味で悩みを解決していくのが
傾聴だと思っています。

メガネさん、流石ですね。
それでは、大切な事をまとめます。
①相手を受け入れる
これが傾聴の一番大切な所です、ここは不変です。
②共感する
相手の気持ちを理解する事に努めましょう。
③答えを急がない
一度の相談で何とかなるほど甘くはありません。
何度も話を聴き長期的なプロセスで解決していくのが
傾聴です。
少しずつやっていきましょう。